神館神社(桑名市)概要: 神館神社は三重県桑名市大字大字江場に鎮座している神社です。神館神社の創建は不詳ですが、神話の時代、倭姫命が伊勢神宮の鎮座地を求めて当地を訪れた際、館(桑名野代宮?)を築いた場所と伝えられています。
伊勢神宮が創建後は神宮領として御厨神社が勧請され、神館神明宮や神館明神などと呼ばれるようになりました。
神館神社は社宝が多くの永享7年(1435)に製作された木造獅子頭(「益田庄内平朝臣、野部次郎左衛門尉實吉、永享七年乙卯十二月三日」の銘、檜材、長さ38.2cm、幅29.8cm、高さ20.8cm)が昭和35年(1960)に三重県指定文化財に指定されています。
その他に貞享4年(1687)の鉄釉菊花文御神酒壷(岡本信行作、底径9.8cm、高17.7cm)が昭和55年(1980)に桑名市指定文化財、天正22年(1553)の剣(銘:勢州桑名藤原朝臣村正作、最長50.4cm)と太刀(銘:勢州桑名藤原朝臣村正作、最長75.2cm)がそれぞれ昭和38年(1963)に桑名市指定文化財に指定されています。
その他にも享保5年(1720)に本殿を造営した際の棟札や宝暦4年(1754)に奉納された鰐口、明和5年(1768)に寄進された神楽釜、宝永元年(1704)に製作された狛犬などを所有しています。神館神社拝殿は木造平屋建て、切妻、桟瓦葺き、平入、桁行3間、外壁は真壁造り白漆喰仕上げ。神門は切妻、銅板葺き、一間一戸。祭神:天照皇大神 豊受大神、倭姫命、大山祇神、火産霊神。
神館神社:上空画像
|