林光寺(鈴鹿市)概要: 金井山林光寺は三重県鈴鹿市神戸6丁目に境内を構えている真言宗智山派の寺院です。林光寺の創建は天平12年(740)、聖武天皇の勅願により行基菩薩が当地を訪れ際、輝く光を放つ清水を発見したことから霊地と悟り御堂を建立したのが始まりと伝えられています。
天皇の勅願寺として寺運も隆盛し江戸時代以降は歴代神戸藩主の祈願所として庇護されました。
現在の本堂は江戸時代初期に再建されたもので、桃山文化を継承した彫刻や壁画、格天井の絵画などが残されています。
寺宝である木造千手観音立像は平安時代後期の12世紀頃に定朝の流れを汲む仏師が制作したと推定される古仏像で像高127cm、檜材、一木造、彫眼、意匠にも優れ保存状態も大変よいことから大正5年に国指定重要文化財に指定されています。
山号:金井山。宗派:真言宗智山派。本尊:千手観世音菩薩。三重四国八十八箇所13番・伊勢西国三十三所観音霊場20番・東海近畿地蔵霊場4番。
林光寺:上空画像
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