加藤家屋敷跡(亀山市)概要: 加藤家屋敷跡は三重県亀山市西丸町に位置してます。加藤家は備中松山城(岡山県高梁市内山下)の城主石川家の家老で、延享元年(1744)、石川家が亀山藩に入封した際に随行し亀山城の城下町である当地に屋敷を構えました。
現在屋敷内に残されている長屋門は江戸時代中期に建てられたもので、入母屋、桟瓦葺、外壁は真壁造り白漆喰仕上げ、腰壁は下見板張り縦押縁押え、武者窓付、門の左右には男部屋、若党部屋、物見、厠が配された格式の高いものです。
土蔵は木造平屋建て、切妻、桟瓦葺き、外壁は大壁造り白漆喰仕上げ、腰壁は下見板張り(道路側2方向の外壁と腰壁の取り合いは海鼠壁)、基礎石積み、塗屋造り。
旧加藤家長屋門及び土蔵は三重県内に残る数少ない武家屋敷の遺構として貴重なことから昭和25年(1950)に亀山市指定文化財に指定されています。
屋敷には長屋門をはじめ土蔵、土塀が残り、三重県内に残る数少ない武家屋敷の遺構として貴重なことから名称「亀山藩主石川家家老加藤家屋敷跡」として平成19年(2007)に亀山市指定史跡に指定されています。
加藤家屋敷跡:上空画像
長屋門を簡単に説明した動画
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